05849-200410 政策研究大学院「民法」第1回のZoom授業はこういう機材と体制です
https://flic.kr/p/2iNSkLU https://live.staticflickr.com/65535/49757138536_73c92b0b5a_b.jpg
必要な機材は5つ+webサービス1つ。
4. MacBook Proの電源ケーブル
5. Macと接続するUSB-Cケーブル
普段の教室でリアル授業をする際には、1.と2.のみを持参すればOK。オンライン授業だとそれに3. 4. 5. をプラスします。
対面授業でもオンライン授業でも最も大切なのは板書ツール。iPad ProとApple Pencilで、GoodNotes 5アプリに板書します。shio.iconの授業は図が重要。「shio図」と呼ばれる図をどんどん書くので、板書アプリが必須。 今のところ、iPad Pro+Apple Pencil+GoodNotes 5がベストです。以前はMetaMoJi NoteやGEMBA Noteを使っていましたが、価格面で実質的に他の先生方が使えず汎用性がないため、他を探しておりましたところ、GoodNotes 5に「プレゼンテーションモード」が装備されたため、乗り換えました。アプリの画面上に表示される各種のメニュやツールボタンが、プロジェクタに投影したりZoomで画面共有した際にはすべて消え、「ホワイトボード」部分だけが表示されるからです。これが欲しかった(MetaMoJiさんには数年前からその機能をお願いしていたのですが、実現していなくて残念)。 Zoomに接続するのはMacBook Pro。MacならどのモデルでもOK。
もちろんiPad Proで直接Zoomに接続して画面共有によって板書することもできますが、そうすると学生たちの顔を並べてみることができなくなってしまいます。MacでZoom、iPad Proで板書、という方法なら2画面で行えるので対面授業の様子に近くなります。
2コマ連続、90分×2+休憩15分=195分あるので、一応MacBook Proに電源ケーブルを接続しています。
MacBook ProでiPad Proの「画面共有」をする方法が2つ。
有線(USB-Cケーブル)
高速なUSB-Cケーブルを利用しています。
無線で繋いでいると、ZoomやChromeをはじめとしてすべてのアプリを全画面化しているMacで左右に3本指スワイプしてアプリを切り替えた際に画面共有が切れることがあったので、基本的に有線接続を利用しています。普段の教室ではiPad Proから無線(AirPlay)で教室のプロジェクタに映して板書しており、教室内を歩き回ることができるメリットがありますが、Zoomの場合はカメラの前から動かない(歩き回らない)ので、有線接続でもたいして不自由を感じません。
必要な機材はこの5つだけ。
ヘッドセットとかAirPods Proなどが必要かと思いましたが、まったく不要でした。十分綺麗な音質で聴いていただけるようです。その点は録画を確認するとよくわかります。いい音!!
Mac/iPhone/iPadには複数のマイクが装備されており、環境ノイズを除去してくれているそうです。実際、参加している学生側がMac/iPhone/iPadだと、その発言は明瞭で高音質。それ以外の端末からの発言だと音が悪い。発言を耳にするだけで、端末がApple製品か否か、聞き分けられるくらいに違いがあります。オンラインビデオ通話の機会が増えている現在、Appleの端末を使うと自然とクオリティの高い(相手にとって聞き取りやすい)環境を得られるようです。ありがたいことです。
さて体制、というか体勢は基本的に座っております。
対面授業の場合、shio.iconは原則として(教壇ではなく)学生たちと同じフロアに立って歩き回りながら行います。でも政策研究大学院の授業は人数が少ないこともあって、普段から座って行うことも多い。大学院なので、議論するゼミのような感覚で、shio.iconだけが立っているよりも同じ机を囲んでいるような雰囲気の方がいいと思うから。なので、オンライン授業でも座っております。成蹊大学での授業は必ず(対面でもオンラインでも)立って行うのと、そこだけ異なります。
長時間座っていても楽で快適。座る姿勢がいいから、腰の負担もないし、座る姿も綺麗。立っているのと同じくらい楽チン。当然、声も出しやすい。お腹から声を出せる。
「講義」ではなく「授業」なので、学生たちからの発言が非常に多い。shio.iconが一つ問うと、10以上の発言がどんどん出る。解のバラエティこそ法律学の醍醐味。それを味わっていただくのがshio.iconの授業。オンラインでも対面と同じクオリティの授業を展開するのが楽しい。 口頭だと一時に一人しか発言できませんが、Scrapboxなら同時に全員が発言できる。shio.iconからの問い(例えば「民法は何のためにあると思いますか?」)に対して、各自の見解を同時に述べることができます。チャットだと流れていってしまいますが、Scrapboxなら全員が同じ平面上に記述するから、流れ去ってしまうこともない。共有ホワイトボードとして、共有ノートとして、Scrapboxを授業中に使う価値は絶大。
Scrapboxに書くお題を出したときには、板書に使っているiPad Proで画面を右にスワイプして、SafariでそのScrapboxページを表示します。みんなが書いている内容がリアルタイムで見える。素晴らしい。Scrapbox様さまです。
いつまで続くかわかりませんが、オンライン授業、さらに工夫を重ねていきます。
https://flic.kr/p/2iVdCno https://live.staticflickr.com/65535/49828995576_a886e700d2_k.jpg